ある東京の夜。
お招きいただいて、とある方のお誕生日パーティーに参加させていただきました。
懐かしい顔ぶれが集まっていて、上京して間もない頃に出会った人たちとの再会に、東京のまぶしく華やかな夜でした。
あの頃の僕は、夜な夜なあちこちに顔を出していた。
2010年、SNSなんてまだない時代。武器は、顔と名刺。
名古屋から上京して「絶対東京で成功するんだ」と夢を抱き、誰よりも早く名前と顔を覚えてもらおうとアクティブに動いていました。
東京での暮らしはわずか4年。
その後ニューヨークで11年を過ごして、変わっていないようで、どこか違う自分がいることに気づいた。
自分のステージが少し上がったのか、それとも、どこかであぐらをかいてしまったのか。
反省しながら、もう一度人とつながる楽しさを取り戻したくなった。
見た目とは裏腹に、僕は本当はとてもシャイだ。
注目されることが苦手で、人前ではぎこちない。
だからサングラスをかけて、人の視線をなるべく遮る。
必要な瞬間だけ、真正面から目を見て話す。
それが、僕なりの礼儀であり、美学でもある。
「ジョージがシャイ?嘘でしょ」とよくつっこまれ
そうですが、本当です。
照れるからこそ、ちゃんと目を見て話す。
人見知りだからこそ、心を込めてその場にいる人と向き合う。
これは長い年月をかけて、自分に課してきたトレーニングでもある。
髪のボリュームがあって、ファッションも少しクセがあって、ジュエリーをたくさんつけて、サングラスまでかけている。
正直、少し近寄りがたいですよね。
自分でもわかってます。
でも、もし街やイベントで僕を見かけたら、ぜひ声をかけてください。
たぶん僕もあなたと同じくらいシャイです。けれど、せっかく話しかけてもらえたなら、きちんと向き合ってお話しします。
ジョージをさがせ!
──見つけたら、声をかけてくださいね。

